コロナウイルスと経済ブログ

2019年冬に中国武漢にて始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)によるその後の経済への影響を批評するブログです。

【緊急事態】北朝鮮 金正恩総書記が重篤な状態との報道あり

CNNが、北朝鮮金正恩総書記が12日に心血管手術を受け、その後重篤な状態になっていると伝えている

もしこれが本当なら、コロナ以上のインパクトを日本に与えかねません。

極めて危険な状態です。

 

日本が最も恐れなければならないのは、北朝鮮の崩壊により、避難民が日本国になだれ込むことです

今は国境線を固め、もし仮に避難民が来た場合、迅速に送り返すスキームを確立する必要があります。また北朝鮮軍部が破れかぶれとなり挑発を仕掛けてくるかもしれません。

 

もし避難民を日本に受け入れれば、後世に禍根を残す、歴史的汚点になりかねません。日本は積みあがった財政赤字があり他人を養う余裕はありません。

管理人は引き続きこの情報に注意を払うつもりです(そしてあまりにもリスクが高いと判断し、日本株を一部売り払いました)。

ワクチンは数年以上かかり、結局出来ない可能性もある。それよりも治療薬を大量生産せよ。

地道な対応を行うことで日本国内では医療崩壊は殆ど起きないことを管理人は予想している。ただし、それは現在流行中のウイルス株についてであり、次の2020冬-2021春シーズンではその保証は無い。今、日本政府に出来ることは、可能な限りワクチンではなく、治療薬の開発を進めることである。具体的には既存治療薬の転用に注力すべき。特にアビガン(新型インフル用に開発された冨山薬品のウイルス増殖抑制剤)とフオイパン(動物実験レベルでSARSウイルスの抑制に成功している。慢性膵炎治療薬としてすででに内服錠剤が存在している)について、早急に臨床試験を行うべきであり、次のシーズンに間に合わせるべきである。

幸い、アビガンについては、研究的な医薬品として現場で使うことを政府は容認するなど柔軟かつ積極的な姿勢を打ち出している。しかし効果の有無は二重盲検比較試験(double blind randomized clinical trial)でのみ精確に評価可能であるため、現在開始されているアビガンの臨床試験(治験)の結果が注目される。恐らく秋くらいまでには何らかの情報が発表されるのではないか。

治療薬があるのと無いのとでは先行きと人心に与えるセンチメントの点において雲泥の差があり、おそらくこの点が、1918年に始まり38万人の日本人の命を奪った新型インフルエンザ(通称スペイン風邪、実際はアメリカ起源説あり)流行と決定的に異なる点になるだろう。

「帝国の終わりにはシェフがセレブになる」

帝国の終わり

帝国の興亡には規則性があり、約10世代、250年で滅びていくという説がある。

そして興味深いことに、「帝国の終わりにはシェフがセレブになる」という経験則がある。これはローマ帝国オスマン帝国スペイン帝国全てに当てはまる現象であったという。

https://www.youtube.com/watch?v=5fbvquHSPJU

 

現代では(コロナ前には)そう、確かにシェフがセレブになっていた。特にここ20-30年くらいは顕著でしたね。

それに近年は、お笑い芸人が大変な人気者。

まるで彼らが神聖な宗教的存在のようでしたね。

でもよく考えてほしいのですが、非常時には最も不要な存在ですよね(失礼!)。

 

食料があり、住み家があり、空気があり、水があり、安全で、衣服があり、といった基本的な条件が満ち足りていて、あたかもそれが当然の権利であるかの如く享受してきた現代人(特に日本は恵まれてますよね?)。

つまり、それら、先人が苦労して手に入れてきた物が容易に手に入るようになると、例えば「最高の」食べ物でないと満足しない、というとても贅沢な感覚に慣れるようになってしまうのですね。その結果、シェフがセレブになるのです。

人間って馬鹿ですね。

 

これからはどうなるでしょうか?

とても元の状態には戻らないでしょう。

これからは清貧の時代が始まるか、酷く分極した、醜い欲望むき出しの時代が始まるか、いずれかになるでしょう。

世界大恐慌がやって来る! のであろうか?_考察vol.1

すでに何人かの市場関係者は大恐慌の到来を予想している。

Q. 大恐慌とは何か?

A. 固有名詞としての大恐慌は、1929年のアメリカの株式大暴落に始まる世界規模の景気後退を指している。ニューヨーク証券取引所の株価は、1929年から33年にかけての4年間で約1/10に崩壊。当時も株式を取引している人間はわずかに一握りであったが、FRBや金融当局、政府の誤った対処により金融危機に発展した。その後約10年間にわたり経済は縮小・停滞。株価(ダウ平均株価)に至っては、1929年の株価を回復するのに25年を要した(1954年にようやく回復!)

 

Q. これから大恐慌が起きるとすると、何が起きるか?

A. 現在において、大恐慌が起きるとすれば、それは、大規模な世界規模の景気後退、それも誰も経験のしたことの無い規模と長さの不景気を意味している。

2008-2009年のリーマンショックでは世界のGDPはせいぜい1%程度しか減少していない。ところが大恐慌ともなれば、世界のGDPが数%から20%程度落ち込むことも有りうる。

1929年と同様に失業者があふれ(1929年ではアメリカで失業率20%台とされるがこれを軽く上回るかも知れない)、金融危機と、多数の企業倒産が起きるだろう。さらに問題なのは、世界の政府債務がすでに膨張している状況である点にある;つまり倒産するのは企業だけではなく、どこかの国の政府も容易に財政破綻する可能性がある。

 

Q. 一般市民と社会に何が起きますか?

A. 倒産しない国ではデフレが起きると予想しています。逆に、倒産する国ではインフレが起きると予想しています。しかし実際は過去の歴史からは倒産する国でもデフレということも有り得ています。

いずれにせよ、市民の生活は非常に苦しくなります。働き口が無く、もしインフレが起きると、物資や食料を手に入れることが難しくなるかもしれません。若くて大して社会に貢献していない若者がブランド物のぜいたく品を普通に所有している、そんな現代の状況が果たして正常であったのでしょうか。

特に今回大恐慌が起きた場合の問題点として、人工知能とオートメーションが同時進行で進んでいくため、企業は経済論理として人間を雇いたがらないかも知れません。このため、一部の人間は非常に知的で高給な仕事に就ける一方で、それ以外の大多数は3K職場で低賃金で働くか、あるいは無職になる可能性があります。ベーシックインカムが導入される可能性が高いです。

経済指数は崩壊します。程度の低い政治がこのまま行われた場合、社会の崩壊・分断化と治安の悪化が予想されます。

ただし、日本では人口減少が進む局面にもともと突入しているため、社会の期待として経済成長という夢物語が既に存在していません。日本人ならではの清貧の思想により、豪華でなくとも清潔で安全、低コストで、かつ食に困らない、健康な暮らしを実現できるかも知れません(それを実現するのが政治家や官僚の本来の仕事であり、本当の知力ではありませんか?)。

1つ致命的な問題があるのは、日本国政府です。今回のコロナ事変でも予想通りと言いますか嫌というほど見せつけられてしまいました。能力と自浄・改革力が今の日本国政府には決定的に欠如しているため、上記の理想は果たされず、社会の崩壊・地獄の到来というワーストシナリオを突き進む可能性があります。

 

魚は頭から腐る。1000兆円の借金を抱えた日本国政府について、既にコロナ事変の前から、公の場で語ることはもはや難しい状況になっていますよね(お察しください)。

(続く)

コロナウイルスへの日常的対策(手洗いとうがい以外で)

基本的なことが重要! :マスク、(人混みの中で)しゃべらない、換気

企業活動を無理やり押さえつけて今後自殺者を多数出してしまうよりは、むしろ高機能なマスクを国を挙げて全力で生産し、満員電車のなかで決して会話しない、咳の出る人間は行動禁止(黙って会話を控えマスクをしていれば、そして咳をしなければ、ウイルスの発散は激減するのは自明)、そして人間の集まる空間では換気を励行する といった基本的なことを徹底するのが有効であろう。

 

この点、まだまだ通勤電車の換気は不十分であり、ビルの空調は本気で運転しておらず、気の緩みと平和ボケを感じざるを得ない。ただ、電車の換気については、緊急事態宣言が発令されて以降は、若干強めになり、都心の地下鉄もようやく本気で窓を開けるようになってきた。一度咳をしたり話したりすると無数のウイルスが周囲に飛び散る(マスクをしていればそれはかなり抑制されるため、マスクは極めて有効である)ため、換気が重要なのである。

 

WHOは、汚職と無意味で無力な官僚機構に支配された国連の一角を成している。某国政府におもねり、対応が遅れ、マスクは無効などと言う自称専門家(今回、肩書だけは立派だが何一つ役にたたず”風邪と同じだ”などと宣った某学会理事長のように)の皆さんと同じ意見を世界に発信しているその罪は重い。

 

日本人は賢いので、マスクの重要性を良く理解している。マスクをしていれば自分が他者に風邪をうつしにくくなるのみならず、他人から暴露されるウイルス量も減少するという体感を日々感じているのである。大量のウイルスと少量のウイルス、どちらが危険か。考えるまでもない。

日本は欧米のように感染爆発や医療崩壊になるか?

日本政府の特徴として、常に保守的で一歩遅れた判断を下す点が挙げられる。今回、ロックダウンを行っていないのは賢明である。

これは、日本の官僚の特徴として、正しいが先鋭的な判断をして他人に批判されるのを恐れ、むしろ多大な犠牲を出しても上手く言い訳が出来ればそれで良いという、劣後的な判断に落ち着く傾向があるからである。だが今回、欧米のような厳しいロックダウンをしていないのは経済を守るためにも賢明である。

 

春節において中国人観光客が大挙して日本に訪れた(その数、数十万人以上)。その際に日本に入り込んだ中国人のコロナウイルス感染者の数、日本の都市部における人口密度、満員電車などの対人距離の近さから考えれば、現在の感染者数は奇跡的に少ないと考えられる。

 

感染者が欧米と比較して少ないと考えられる要因は、①日本人の免疫力が高い、②マスクをして(もともとマスクを愛用する日本人であるが、特に2月くらいから顕著になり、4月現在、都市部では8,9割以上の殆ど全員しているに等しい状況である)、対人的に大声で話さないことが多い、③もともと清潔好き、④ウイルスの遺伝型の違いの可能性(これはきちんとした調査が必要) などの要因が挙げられる。

また日本政府により情報統制と検査数制限の結果、医療機関への殺到を回避できている点も大きい。

 

特に、現在、結核予防接種(BCG)を義務付けている国において極端に感染者数・死亡者の伸びが少ないという疫学的現象が世界的に注目されている。結核菌は通常の(例えばブドウ球菌大腸菌のような)感染症を起こす細菌と異なり、細胞内に侵入し、抗体をはじめとする人間の液性免疫系によって簡単には排除されないという実に困った性質を持つ菌である。このため、細胞内に侵入した外敵を排除するための免疫機構が結核菌に対する防御として重要であり、これをBCGは促進することが考えられる。ウイルスは独自の増殖機構を持たずヒトの細胞内への侵入を必要とする。そのためウイルスに対する防御は結核菌に対する防御と類似している。BCGを打つと、ベースの非特異的な免疫力が増強されるという研究成果もある。これらから、BCGを打った人間で未知のウイルスに対する防御力が非特異的に高まっている可能性は理論的に十分ありうると考えて良い。

 

さて、日本の現在の感染者数の推移は一度もBCGを義務化したことのないアメリカと比べて、どうだろうか。無理やり、今後アメリカやイタリアのようになるのだ、と主張する学者も多いが、私はそうならないと見ている。

今でも多数の人間が密集して電車に乗っているが、病院に入院している重症患者は一向に指数関数的には増えておらず、微増しているだけに過ぎない。

 

結論として、局所的な流行は今後も起きるであろうが、2020年夏までのシーズンについては、アメリカ・イタリアのような感染爆発・大規模な医療崩壊には至らないと考えている。

 

新ブログ「コロナウイルスと経済ブログ」開設によせて

どうもはじめまして、当ブログ管理人のガリンペイロ48です。

100年に一度、もしかするとそれ以上の地殻変動を世界経済・人類社会に引き起こしかねない新型コロナウイルス感染症の社会的推移を記録し、批評を加えることを目的に当ブログを開設しました。

もともと私は非専業投資家(投資歴13年目)として世界情勢には注意を払ってきましたが、今回の途方もない歴史的事件に遭遇し、時代の目撃者としてある程度一貫性(少なくとも著者が一人の個人であるという点において)のある記録を残していきたいと考えたのが動機になります。

また、ブログは私の時間のある時に余暇活動として記載するに過ぎませんので、何か月も更新されないこともあるかも知れませんが仮にそうであっても特に異常は無いものとお考え下さい。

前ブログの「ブラジル株をひたすら&その他ニュース」と同じ人間が書いてはいますがブラジル株は全面撤退しているためブラジル株に関する記述は殆ど予定していません。ただし投資すべきと考えた場合は記事を記載させて頂きます。

記載の文章内容についての正確性には気を配るつもりですがもしも間違いなど有りましたらご指摘ください。政治的な意見・人生観といったものは私一個人の見方に過ぎず、他人に強制するつもりはありません。投資に関する記事を書くこともありますが投資はあくまで自己責任でお願いします。このブログから得た着想や、推奨した銘柄・セクション・資産クラスなどにより経済的被害を被ったとしても当方は一切の責任を負いません。

拙い文章ではございますが何卒お付き合い頂けましたら幸いです。

 

管理人 ガリンペイロ48