コロナウイルスと経済ブログ

2019年冬に中国武漢にて始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)によるその後の経済への影響を批評するブログです。

公園・図書館・博物館・美術館などの再開へ

西村経済財政・再生担当相の談話

 

公園・図書館・博物館・美術館の再開を検討するとのことである。きわめて正しい判断であるが、遅いと思います。ついでにいうと飲食店に対する「自粛」という名の同調圧力もやめたほうが良い。

それよりも徹底した社会的距離の確保・換気の確保などの国民教育を行うべきである。ロックダウンを行わないスウェーデンの選択を私は支持する。

 

現在の感染者数の伸び、重症化率の低さからは、日本ではもうすでに欧米のような医療崩壊は起きないことは明白であり、むしろ4月中旬以降、日本政府は医療資源を最大限バックアップすべきであった(武漢のウイルスが明らかな脅威となりごく普通のメディアでも報じられ始めたのは1月中旬であるから、今まで3か月以上の猶予があったわけであるが、正直政府の対応の遅さと能力の低さに驚いている)。

また、練馬区とんかつ屋の店主が亡くなるという非常に痛ましい事件が起きたり、自粛自警団のようなものが飲食店に一方的に因縁をつけて窓ガラスを早朝未明に割ったり(私はこれは善なる日本人の所業ではなく、特定勢力による集団暴力行為であると感じている)、陰湿な事態が起きている。

経済の正常化に向けて舵を切るべきである。もともと感染力が非常に高いこのウイルスを完全に封じ込めることは出来ないと考える。また一方で、日本人の重症化率の低さと医療のひっ迫程度が十分に許容範囲であることも根拠である。

経済効率と計数的な指標を参考にしたまともな政策を行うべきである。感情に流された、定性的で非効率な政策ばかりで、正直レベルが低すぎるのではないか。